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愛犬を迷子にしないために

「迷子にしないこと・ペットを逃がさないこと」が、愛情の次に大切なことだと私は思います。

 

脱走を防ぐための心得、逃げてしまった時にすることについて、

アニマルレフュージ関西(ARK)カレンダーの「Keeping You Dog Safe 犬の安全を守る」をご紹介します。 アニマルレフュージ関西のHP https://arkbark.net/

 

ARKでは脱走の恐ろしさについて、様々な形で伝え続けていますが無くなることがありません。

譲渡後に飼い主の元から脱走した場合、必ず連絡を入れてもらいスタッフが捜索に向かいます。1日でも早く保護するために、ひとりでも多くの力が必要だからです。「いずれ帰ってくるだろう」と思う方がいるかもしれませんが、待っている間に事故にあうケースもあります。犬の場合は行動範囲が広く、日が経つごとに逃走場所から離れ行くことがほとんどです。そうなると、捜索範囲が広がりより多くの人員、時間が必要となり、費用もかさみます。ペットの脱走は飼い主の責任です。うちの子は大丈夫と思わずに、ご家族と一緒に自宅内のチェックや散歩グッズの点検を行いましょう。

 

犬が逃げるのはこんな時

◆玄関が開いていた

◆車の乗せおろし

◆庭や敷地内などの屋外でフリーにしていた

◆犬が音に驚いてパニックになりリードが手から離れた

◆ハーネスの装着が緩かった

◆リードやハーネスの装着品の劣化

 

逃げてしまった時にすぐすること

警察署や保健所への連絡

保健所や愛護センターに保護されていないかの確認と逃げた犬の特徴、捜査していることを伝えましょう。警察署には遺失物の届出を出します。毎日連絡をして状況を確認することが大切です。日にちが経った場合など必要に応じて隣県の行政施設、警察署にも連絡をしましょう。

近隣の動物病院やペットショップでも情報が得られることがあるあるので、問い合わせてみましょう。

 

迷子チラシの作成

写真入りのチラシを作り配布したり、街中に掲示、お店に張り紙の協力を仰ぎましょう。多くの人の目に留まるように多くのチラシを掲示して、時間が経過したら内容を更新することも有効です。

 

チラシのイメージ

写真は、全身がはっきり分かる最近のものを。

情報は、脱走時の日時・場所、ハーネス・首輪の有無、ペットの性格・病気などもあれば掲載。

 

SNSでも呼びかける

インスタグラムやツイッターなどのSNSでは、迷子犬の情報を集約している掲示板アアカウントがあるので、情報を拡散してもらうように依頼しましょう。

 

当てもなく捜索するよりも、目撃情報を収集できるようにチラシの掲示や呼びかけを重点的に行いましょう。捜索中にはリードや臭いの強い食べ物を持っておきましょう。

 

犬を発見したら

▶捕獲

脱走中の犬を見つけたら、走って追いかけず少しずつ近づきましょう。走ったり、大きな声で呼ぶことで驚いて更に逃げる場合もあります。できるだけ犬が落ち着いている状態の時に近寄りましょう。同居犬や仲の良い犬がいる場合は同行させると安心して近づいてくることがあります。自力で捕獲が難しい場合(とても怖がりで人に近寄らない子など)は、事前に犬用保護機を準備しておくのも一つです。近隣の動物病院や保健所に貸出可能か問い合わせましょう。

 

▶捕獲後

外傷や脱水症状がないか全身をくまなくチェックし、必要に応じて動物病院で健康チェックしてもらいましょう。連絡をした警察署や保健所等に必ず保護連絡をしましょう。掲示したポスターを回収して協力してくれたお店にお礼を伝えましょう。

 

▶見直し

二度と同じことを起こさないために、家の中や散歩時の装着品を再度確認しましょう。

 

犬に装着しておくと良いもの

▶飼い犬登録の住んでいる鑑札、狂犬病予防接種済み票(装着は法律で義務付けられています)

 

▶迷子札

飼主やペットの名前、連絡先を記入し、首輪に装着します。

forZEROでも迷子札を販売予定です。

 

PEPPY通販よりhttps://www.peppynet.com/shop/item/id/398505

 

▶マイクロチップ

令和4年6月より動物保護法の改正によりマイクロチップが挿入されている個体には登録が義務となりました。

ARKの動物たちには全ての個体に挿入されています。動物病院や保健所などで専用のバーコードリーダーをペットにかざすことで所有者情報やペットの情報を確認できます。脱走だけでなく災害時にはぐれた時にも有効です。マイクロチップにはGPSはついていないため、追跡機能はありません。

 

▶GPS

散歩に慣れていない子や怖がりな子、脱走歴のある子には、すぐに居場所が把握できるGPSの装着もお勧めです。首輪に付属されているものや、紛失防止タグをペットに装着して代用するなど様々な方法があります。ARKでは脱走の危険がある子には、アップル社製の紛失タグ、airタグを装着しています。

 

▶首輪にリードをつけて散歩させない

鑑札や迷子札をつけた首輪にリードをつけている場合、万が一首輪が抜けて逃げた時に、犬は何も装着していない状態になり、飼い犬である目印が無くなるだけでなく、保護された時に連絡先が分からず返還に時間がかかります。首輪には大切な情報が集約されているので、必ずハーネスにリードを装着しましょう。

 

 

 

▶ダブルリード

首輪とハーネスにリードを装着することで万が一どちらかが抜けてしまった場合でも、脱走を防止できます。リードを2本持ちする場合は、2本をひねって持つことでより抜けにくくなります。最近では、リードの先が二股に分かれているダブルナスカンというリードもあり、2本持ちする負担を軽減できます。ダブルナスカンは首が締まりにくい伸縮性のあるものを選びましょう。

 

内の子たちはARK出身で、マイクロチップを装着していますが、ペットとの暮らし方を見直すと色々と甘くなっている点がわかりました。内の子は特に怖がりなのでパニックになるのが危険だなと改めて思いました。

皆さんも、一度愛犬のためにチェックしてみてくださいね。

 

出典:アニマルレフュージ関西(ARK)2023カレンダー「Keeping You Dog Safe」

 

 

 

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